車中泊の換気扇を自作してみた|網戸だけでは涼しくならなかった
車中泊、窓を開けて網戸にすれば涼しくなると思っていた
先日、富士山登山の帰りに車中泊をしてみました。夜になれば外気温も下がるし、窓を開けて網戸にしておけば、車内も外と同じくらいまで涼しくなるだろうと、おっさんは思っていました。
ところが、実際にやってみると、思ったほど車内の温度が下がりません。窓を開けているので外の空気は入ってきます。でも、それだけでは車内にこもった熱気がなかなか抜けない。「これ、空気を強制的に外へ出した方がいいんじゃないか?」と思いました。そこで、普段使っているハンディファンを活用できないかと考えました。
ハンディファンを車の窓に取り付ける
最初に考えたのは、ハンディファンを車の窓に引っ掛ける方法です。手元にあった割り箸を使って、ファンを窓に固定できないか試してみました。イメージとしては、割り箸をファンに取り付けて、その割り箸を窓に引っ掛ける感じです。
ところが、実際にやってみると問題がありました。窓ガラスがファンの下側にかぶってしまいます。せっかくファンを取り付けても、ファンの一部がガラスで塞がれてしまう。これでは排気効率が悪そうです。
もっと簡単な固定方法を考えた
そこで、別の方法を試しました。ファンの持ち手と、割り箸の代わりになる棒を、100均で買ったマジックテープ式のケーブルバンドで一緒に束ねます。すると、持ち手と棒を束ねた部分に、ちょうど隙間ができます。そこに車の窓ガラスを差し込む。
つまり、「ファン+棒」をバンドでまとめて、その隙間に窓ガラスを挟むというだけです。これなら窓を上げ下げして固定する必要もありません。取り付けも簡単。工具も不要。数十秒で取り付けできます。しかも、普段使っているハンディファンをそのまま利用できます。「なんだ、これでいいじゃん」というくらい単純な仕組みになりました。
ところが、ブログ用の図を作ろうとして泥沼に
ここまでなら、かなり簡単なDIYです。問題は、その仕組みをブログでどう説明するかでした。文章だけでは、「持ち手と棒をバンドで束ねて、その隙間に窓ガラスを挟む」という構造が伝わりにくい。そこで、おっさんはAIに図を描いてもらうことにしました。Claudeに構造を説明して、AI画像生成を使って図解を作ってみました。ところが、これが全然うまくいきません。
AI画像生成、まさかの5連敗
1枚目。窓ガラスがバンドより上まで出てきて、まるでファンを串刺しにしているような絵になりました。違う。
2枚目。バンドの位置は少し改善しました。でも今度は、窓ガラスがバンドの下からずっと伸びています。これも違う。
3枚目。今度は板のようなものに穴が2つ開いて、持ち手と棒がそれぞれ突き刺さっている。いや、そんな構造じゃない。
そこで、実物の写真を見せました。さらに、「棒 → ガラス → 持ち手」という重なり方を何度も説明。参照画像も渡しました。「ここにガラスが挟まっている」「ガラスはここから下には出ない」「棒と持ち手は横に並んでいるのではなく、重なっている」と、かなり細かく説明しました。
文章でのやり取りでは、AIも「なるほど、こういう構造ですね」と理解している。ところが、生成された画像を見ると、また違う。なぜか、「持ち手と棒を横に並べ、その間にガラスを長く伸ばす」という構図に戻ってしまいます。
結局、無料クレジット10回分を使い切るところまでやって、最後の方でようやく「まあ、これなら使えるかな」という図になりました。換気扇を作るより、図を作る方が時間がかかりました。

無料クレジットを使い切り、妥協して採用したのがこの図です。厳密には完璧な出来ではありませんが、雰囲気は伝わると思います。
言葉では理解しているのに、絵にすると違う
今回面白かったのはここです。AIとの会話自体は、かなりスムーズでした。「ここが違う」と説明すると、AIは何が間違っているのかを言葉では理解しているように見えます。ところが、その理解を実際の画像にしようとすると、なぜか違う構造になる。
今回のように、AとBを束ねる/その隙間にCが入る/Cはここから先には出ない/AとBには前後関係がある、といった立体的な位置関係は、画像生成ではかなり難しいようです。「言葉では分かっているのに、絵にすると違う」。このギャップを、おっさんは今回身をもって体験しました。
写真を渡せばうまくいく、というわけでもなかった
実物の写真を渡せば、AIも構造を理解してくれるはずだと、おっさんは考えていました。文章だけで、「ここに棒があります」「その横にガラスがあります」「その隙間に挟まっています」と説明するより、実物を見せた方が伝わりやすいだろうと思ったからです。
ところが、実際はそう単純ではありませんでした。写真を渡し、重なり方を細かく説明しても、生成される画像はやはり元の(横に並べてガラスを長く伸ばす)構図に戻ってしまうことがありました。今回のような立体的な構造は、写真を見せるだけで解決するとは言い切れないようです。結局は、何度も生成し直しながら「これなら使えるか」というところまで持っていく、地道な試行錯誤が必要でした。今のところ、これが正解というやり方は、おっさんもまだ見つけられていません。
今回作った換気システム
最終的にできたものは、本当に単純です。ハンディファンに棒を取り付ける。100均のマジックテープ式ケーブルバンドで束ねる。その隙間に車の窓ガラスを差し込む。これだけです。特別な工具も必要ありません。
高価な車中泊用品を買わなくても、手元にあるハンディファンと100均グッズで、それなりに使える換気システムを作ることができました。ただし、実際の効果はまだ確認できていません。今回は取り付けまでで終わったので、次に車中泊をする機会に試してみるつもりです。もちろん、これだけでエアコンのように車内が冷えるわけではないでしょうが、窓を開けているだけでは熱気がこもる場合に、強制的に空気を動かすという考え方は、車中泊では結構使えるのではないかと思います。
まとめ
今回の車中泊で分かったのは、「窓を開ければ涼しくなる」とは限らないということでした。そこでハンディファンを利用して換気扇を自作。作ること自体は非常に簡単でした。
一方で、その仕組みを説明するための図をAIに描かせようとしたところ、まさかの5連敗。結果的には、換気扇を作るよりAIと図解のやり取りをする方が大変でした。
でも、こういう「やってみたら意外とこうだった」という経験も含めて記録しておく。うまくいったことだけでなく、失敗したことや遠回りしたことも書いておく。それが、この「おっさんの自由研究」のスタイルなのかなと思っています。