一人暮らしの親をどう見守る?冷蔵庫センサー+訪問看護でダブルの見守り
母の病気が進行する中で、まず父から老人ホームに入ってもらうことになりました。
すると、今度は母が一人暮らしになります。
一人暮らしになった母を、どうやって見守るか。
これが次の問題になりました。
前回の記事(一人暮らしの親をどう見守る?冷蔵庫センサーを導入してみた)では、その対策として冷蔵庫にセンサーを取り付けました。
冷蔵庫を開けたかどうかを確認することで、「今日も普段通り生活しているか」を遠隔で確認する方法です。
しかし、実際に考えてみると、機械だけではどうしても限界があります。
そこで今回は、「機械の目」に加えて「人の目」でも見てもらうことにしました。
機械だけでは分からないことがある
冷蔵庫のセンサーがあれば、
「今日は冷蔵庫を開けた」
「昨日は開けたけど、今日は開いていない」
といったことは分かります。
これは一人暮らしの親を見守るうえで、結構役に立ちます。
でも、
「ちゃんと歩けているのか?」
「体調は悪くないか?」
「食事はちゃんと取れているか?」
「以前と比べて何か変化はないか?」
といったことまでは分かりません。
センサーが正常に反応していても、本人の健康状態まで分かるわけではありません。
そこで考えたのが、人にも定期的に様子を見てもらうという方法でした。
訪問診療・訪問看護を利用することにした
そこで、訪問診療・訪問看護のサービスを利用することにしました。
(訪問診療は医師が計画的に診察して治療方針を決め、訪問看護は看護師が医師の指示のもとでバイタルチェックや服薬管理といった日常的なケアを行う、という役割分担があるようです。)
定期的に自宅を訪問してもらい、母の健康状態などを確認してもらいます。
家族が毎回訪問するのではなく、医療・看護の専門家に定期的に様子を見てもらえる。
これはかなり安心感があります。
特に一人暮らしの場合、
「何かあったらどうしよう」
という不安がどうしてもあります。
機械で生活状況を確認するだけでなく、実際に人が訪問して本人の状態を確認してくれる。
この二つを組み合わせれば、かなり安心できるのではないかと考えました。
「機械の目」と「人の目」のダブルチェック
おっさんが考えたのは、こんなイメージです。
機械の目
冷蔵庫のセンサーで、
- 冷蔵庫を開けているか
- 普段通りの生活をしているか
を確認する。
人の目
訪問診療・訪問看護で、
- 健康状態
- 体調の変化
- 生活状況
- その他の異変
などを確認してもらう。
つまり、機械+人の二段構えです。
機械には機械の得意分野があり、人には人の得意分野があります。
どちらか一方に頼るのではなく、両方を組み合わせる。
一人暮らしの親を見守る方法としては、これが現実的なのではないかと考えました。
ただ、実際にはサービス開始前に母が倒れてしまった
ところが、ここで一つ残念なことがありました。
訪問診療・訪問看護のサービスを利用する準備を進めていたのですが、サービスが本格的に始まる前に母が倒れてしまったのです。
そのため、
「訪問看護を利用したことで、異変を早期発見できた」
という結果にはなりませんでした。
実際には、最終的に病院からおっさんのところに連絡が来ることになりました。
ですから、このサービスについて「導入したら安心」「これで異常を発見できる」と断言することはできません。
それでも「誰かが見てくれる」という安心感は大きかった
それでも、利用を決めたことで感じた安心感はかなり大きかったです。
一人暮らしの親を家族だけで見守るのは、どうしても限界があります。
毎日電話をする。
定期的に実家へ行く。
冷蔵庫のセンサーを確認する。
そして、専門家にも定期的に訪問してもらう。
こうした仕組みを組み合わせることで、
「自分がすべてを背負わなくてもいい」
という安心感が生まれます。
これは実際に親の介護を経験してみないと分からなかったことでした。
完璧な見守りシステムはない
今回の経験から感じたのは、見守りには「これさえあれば大丈夫」というものはないということです。
冷蔵庫センサーは、普段通り生活していることを確認するには役立ちます。
でも、倒れたことまでは分かりませんでした。
訪問診療・訪問看護なら、実際に本人の状態を確認できます。
でも、訪問していない時間に何か起こる可能性はあります。
だからこそ、
「機械でできること」+「人にしかできないこと」
を組み合わせる。
それが、一人暮らしの親を見守るうえでの現実的な方法なのではないかと思いました。
今回は残念ながら、実際の見守りが始まる前に母が倒れてしまいました。
それでも、冷蔵庫センサーと訪問診療・訪問看護という二つの仕組みを準備していたことで、
「できる限りのことはしておこう」
という気持ちにはなれました。
親の一人暮らしが心配になったとき、いきなり完璧な仕組みを作ろうとする必要はないと思います。
まずはできることから。
そして、機械だけ、人だけではなく、両方を組み合わせる。
これが今回、おっさんが親の見守りについて考えてたどり着いた方法です。