YouTube大好きおっさんが、時間を溶かされないためにやった3つの工夫
おっさんはYouTubeが好きです。
情報収集のつもりで開いたはずなのに、気づけば1時間、2時間とあっという間に過ぎている。そんな経験、ありませんか。
関連動画に導かれるまま、次から次へと再生してしまう。見終わった頃には、そもそも何を調べようとしていたのかすら忘れている。おっさんも、この「時間が溶ける」感覚に何度も悩まされてきました。
スポーツと音楽は、そのまま楽しむ
とはいえ、すべてを効率化したいわけではありません。
スポーツ観戦や音楽は、今でも等速で普通に楽しんでいます。試合の駆け引きや演奏の間合いは、倍速にすると味わいそのものが崩れてしまうからです。ここは「楽しむための時間」と割り切っています。
工夫の対象にしたのは、それ以外の動画です。投資・AI・ビジネス系のニュースや解説動画など、「情報を得ること」が目的の動画です。
3つの工夫を、コンテンツによって使い分けている
情報収集目的の動画については、次の3つの工夫を使い分けてきました。
- 倍速で見る
- 音声でながら聴きする
- AI要約で見る前に選別する

①倍速で見る
自分でしっかり内容を追いたい動画は、1.2〜1.5倍速で見ています。理解のスピードは落とさず、時間だけを圧縮できる、一番シンプルな工夫です。
②音声でながら聴きする
通勤中など、画面を見られない時間には、音声だけを聞くようにしていた時期もあります。今も続けているのが、じっくり聴きたい本要約系のチャンネルです。
以前、21年間インデックス投資を続けてきた実体験を連載で書きましたが、その情報収集では、通勤中に音声だけで聴いていた本要約系のチャンネルが特に役立ちました。じっくり聴くタイプのコンテンツとは、相性がいい工夫だと感じています。
③AI要約で見る前に選別する
そして、投資・AI・ビジネス系など「見るかどうかをまず判断したい」チャンネルに使っているのが、AIによる事前要約です。ここが今回の本題です。
見る前に「見るかどうか」を判断する
倍速もながら聴きも、結局は「見ると決めた動画」をどう消費するかという工夫です。しかし本当に時間を奪っているのは、見るかどうか迷いながら何本も冒頭だけ再生してしまう、あの時間ではないでしょうか。
そこで作ったのが「YouTube視聴判断要約RSS」という仕組みです。
やっていることはシンプルです。
投資・AI活用・ビジネス系など、約40チャンネルを登録しておきます。1日に複数回、新着動画がないかを自動でチェックし、新着があれば動画の字幕を取得します(日本語字幕があればそれを、なければ英語字幕を使います)。その字幕をGemini APIに渡し、300〜400字程度の日本語要約を作らせます。
要約で意識しているのは、「結論だけを教える」ことではなく、「この動画を見るかどうかを1分くらいで判断できる」ことです。結論に加えて具体的な中身にも触れ、誇張した紹介文にならないようにしています。
できあがった要約は、RSSフィードとして配信されます。あとはFeedlyなどのRSSリーダーで購読しておけば、新着動画の要約が次々と流れてくる状態になります。「見るべきかどうか」を、動画を開く前に、文章を読むだけで判断できるわけです。
もちろん、これで倍速再生やながら聴きが不要になったわけではありません。「見る」と決めた動画には、今でも倍速やながら聴きを使っています。AI要約は、その手前の「そもそも見るかどうか」を決める段階に加わった、新しい工夫です。
「効率よく見る」より「見る動画を選ぶ」
YouTubeを効率よく見る方法を、あれこれ考えてきました。倍速で時間を圧縮し、ながら聴きで隙間時間を使い、そして最後にAI要約を組み合わせてみて、気づいたことがあります。
「効率よく見る」ことより、「見る動画を選ぶ」ことのほうが、効果としてはずっと大きかった、ということです。
1本の動画を1.5倍速で見て節約できる時間はたかが知れています。でも、見なくてよかった動画を10本見送れたなら、その分の時間はまるごと浮きます。時間の使い方を変えたのは、速度ではなく、選択でした。
AIがすべてを置き換えたわけではありません。倍速、ながら聴き、そしてAI要約による事前選別。今のおっさんは、この3つを状況に応じて使い分けています。道具が1つ増えたことで、YouTubeとの付き合い方が、また少し変わりました。